虫歯は放置しても治るのか

鏡で歯を見たらちょっと黒くなってるかも….よく磨けば治るかな?
なんて考える人もいらっしゃるかもしれません。
結論から言うと、治りません(笑)!
ただし、進行を遅らせる事はできます。
虫歯の進行度によって対応が変わりますので、詳しく説明いたします。

Co
(シーオー)と呼ばれる初期虫歯。これはまだ痛みもなく、黒くもなっておらず歯が溶け始めた状態です。フッ素配合の歯磨き剤を使って再石灰化ができます。
C1
これは痛みはありませんが、歯の表面のエナメル質が溶け、穴が空いた状態。最低限で患部を削り、詰め物すれば治療は完了です。
C2
この段階まで進むとつめたいものがしみたりします。多くの方が「あれ?虫歯かな?」と気づくタイミングです。範囲が小さければ少し削るだけすみますが、意外と大きく広がってしまっているケースもあります。その場合は、麻酔を使って治療し、型取りした詰め物を詰めます。
C3
この段階は神経まで達してしまった虫歯です。痛みも激しく、患部が炎症を起こしたり、腫れてしまったりしてることも。麻酔を使い根管治療をします。神経を取り除き、根の中をキレイにして詰め物をします。
C4
もうこの段階までくると歯がほとんどありません。根管治療を行います。

虫歯といってもいろいろなレベルがありますが、
早めに発見し、治療することで、痛みだけでなく、金銭的・時間的負担が少なくなります。
Co、C1のレベルで見つけるためには定期検診が有効です。歯医者さんが定期検診をお勧めする理由はそのためなんですね。

定期検診をしっかり行い、歯の健康寿命を長く保てるように致しましょう。